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内山高志(37=ワタナベ)に連勝したWBA(世界ボクシング協会)スーパーフェザー級スーパー王者ジェスレル・コラレス(25=パナマ)は15日(日本時間16日)、米国カリフォルニア州イングルウッドのフォーラムで同級10位のロビンソン・カステジャノス(35=メキシコ)を相手に2度目の防衛戦に臨んだ。米国のリング初登場となるコラレスはベルトを守ることができたのか。
〇ジェスレル・コラレス(パナマ)
10回負傷判定(2対0)
×ロビンソン・カステジャノス(メキシコ)
スイッチ・ヒッターのコラレスは左構えでスタート。積極的に仕掛けるコラレスに対しカステジャノスは右ストレートを狙う。2回、コラレスは左ストレート、アッパーを放つが、ダウンには結びつけられなかった。3回中盤、接近戦の際にコラレスが倒れ込んだが、これはローブローによるものだった。4回、カステジャノスの左が軽く当たり、コラレスがダウン。ダメージは浅かったが、ラウンド半ばには右アッパーで再びダウン。さらにコラレスは右目尻もカットした。これで焦ったのかコラレスは5回に入るとペースを上げてきたが、ミスが多くクリーンヒットは少なかった。7回、カステジャノスはタイミングをずらした左ストレートをヒット、巧さをみせた。逆にコラレスは集中力を欠いたような素振りをみせた。しかし、ラウンド終盤、コラレスが相手のグローブの上から左ストレートを当ててダウンを奪い返した。これで勢いを取り戻したコラレスは8回、積極的に左を振って出たが、挑戦者も左を返した。ダウン以外は競ったラウンドが続くなか、10回にバッティングでカステジャノスが右頬をカット。ドクターの診断を仰いでレフェリーが試合をストップした。勝負は当該ラウンドを含めた採点で決することになり、94対94、94対93、96対92の2-0でコラレスが負傷判定勝ちを収めた。2度目の防衛を果たしたコラレスは24戦22勝(8KO)1敗1無効試合、カステジャノスは37戦24勝(14KO)13敗。