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2日、オーストラリアのブリスベンで行われたWBO(世界ボクシング機構)ウェルター級タイトルマッチ、王者マニー・パッキャオ(38=比)対挑戦者同級1位ジェフ・ホーン(29=豪)はWOWOWで生中継されたが、12年ロンドン五輪金メダリストで現世界上位ランカーの村田諒太(31=帝拳)がゲスト解説を務めた。「パッキャオは全盛期のようなノンストップの攻撃がなかった」と感想を口にした。
※パッキャオ対ホーンは3日(月)夜8時からWOWOWライブ・チャンネルで放送。
採点表
村田の採点は「10%か15%ぐらいは挑戦者寄りにつけて115対113でホーンの勝ち」だったという。ホーンの勝因については「1ラウンドから攻めたことと最終回にポイントを奪ったこと」と分析し、パッキャオの敗因に関しては「9ラウンドにチャンスをつかんだとき、最近は安全運転していたので仕留める感覚が鈍っていたのかも」と話す。そして「全盛期のノンストップ攻撃が見られなかったし、大振りも目立った」と加えた。これでオーストラリアに新王者が誕生したわけだが、ニュージーランド出身のWBOヘビー級王者ジョセフ・パーカーとともに南半球のボクシング熱がアップする可能性が出てきた。その点について村田は「ボクシング界全体を見ればいいことだと思う。もともとスポーツの下地のある場所だし、スポーツビジネスにとってはいいこと」と話した。