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明日の後楽園ホールで開催される「第552回ダイナミックグローブ」のメインイベント、日本スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が30日、都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、王者の尾川堅一(29=帝拳)と同級13位の山元浩嗣(33=ワタナベ)が会場に姿を現した。
求められているのはKO
これが5度目の防衛戦となる尾川はリミットちょうどの58.9kgでクリア。ここ2試合判定勝ちが続いているが「最近は勝ちに徹していたので、明日はKOにこだわって倒し切る」と意気込みを口にした。前回の試合バッティングで右目上をカットしたことを悔やんだ尾川は「今回はきれいな顔で終わらせたい。やっぱり尾川は強いとアピールして世界に向けてGOサインが出るような試合をしたい」と完勝を誓った。
リングで爆発させる
37戦目で初のタイトル挑戦の山元もリミットちょうどの58.9kgでパスした。計量の時間まで小説を読みながら時間を過ごした山元は「相手は背が高いなと思ったが、並んだ時にもっと気持ちが高ぶると思っていた」と大舞台にもリラックスした表情を見せた。フィリピンで1年間武者修行をしてきた山元は「メンタルと孤独に強くなった。チャンピオンは今まで戦ってきたどの相手よりも強いが、いろいろなパターンを用意してきた。誰でも気づくようなところを重点的に練習してきた」とベルトと世界ランキングを狙いに行く。