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WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者の近藤明広(32=一力)が26日、後楽園ホールで開催された「A-Sign.Bee3」のメインイベントに出場。スーパーライト級8回戦で日本同級10位の岡崎祐也(30=中内)と対戦した。
8連勝を飾った
サスウポー岡崎がワンツー・フックを繰り出し積極的に攻め立てたが、近藤は固いガードで被弾を回避。打ち終わりに右ストレートを決めてダメージを与えた。劣勢の岡崎だったが、懸命に反撃し近藤の左目尻、右目上を切り裂いた。それでも近藤は後退することなく右アッパーから連打で攻勢。6回、防戦一方となった岡崎を見てレフェリーが割って入った。
もっとパワーをつけたい
世界ランカーの実力を証明した近藤は「4月からスピード系ウェイトトレーニングを取り入れて、右の蹴りが強くなった。泥臭くてもいいから勝ちたいと思っていたので倒すことができてよかった」と白い歯を見せた。
現在IBF(国際ボクシング連盟)スーパーライト級3位の近藤だが、陣営によると王者のユリウス・インドンゴ(34=ナミビア)が王座を返上した場合、1位のセルゲイ・リピネッツ(28=カザフスタン)との王座決定戦(2位は空位)になる可能性があり、IBFには出場する意思があることを書面で伝えているとコメントした。
現在IBF(国際ボクシング連盟)スーパーライト級3位の近藤だが、陣営によると王者のユリウス・インドンゴ(34=ナミビア)が王座を返上した場合、1位のセルゲイ・リピネッツ(28=カザフスタン)との王座決定戦(2位は空位)になる可能性があり、IBFには出場する意思があることを書面で伝えているとコメントした。
試合をしていて楽しかった
一方、最後まで勝利への執念を見せた岡崎は「相手は本当に強かったが、意地があるので倒れたくなかった。ボクシングを辞めた時にこんなに強い選手と戦ったというのが宝になる。後楽園ホールのお客さんが地方ジムの自分に声援を送ってくれたことがうれしかった。ただ、結果を出したかった」と唇を噛んだ。
高橋が逆転KO
実力者同士の対決として注目されたOPBFバンタム級8位の田中一樹(24=グリーンツダ)と2014年全日本バンタム級新人王の高橋竜平(27=横浜光)が54.5s契約8回戦で激突。
忙しく動き回る高橋に対し、田中はジリジリと圧力をかけて左フックをヒットしペースを握った。守勢を強いられた高橋だったが、3回に距離を潰すと右ストレートを振り抜きダウンを奪った。立ち上がった田中だったが連打を浴びてキャンバスに沈んだ。
忙しく動き回る高橋に対し、田中はジリジリと圧力をかけて左フックをヒットしペースを握った。守勢を強いられた高橋だったが、3回に距離を潰すと右ストレートを振り抜きダウンを奪った。立ち上がった田中だったが連打を浴びてキャンバスに沈んだ。
前に出れ戦えたのが収穫
劣勢から一気にKO勝利に結びつけた高橋は「相手はこれまで戦ってきた中で一番パンチがあり、自分のボクシングが通用しなくてマズいなと思った。3ラウンドから敢えて前に出たらジャブが面白いように当たった。最後はどのパンチが当たったか覚えていない」と試合を振り返った。1月の試合で規定の体重を作ることができず、試合を中止にしてしまった高橋は「前回の試合で多くの人に迷惑をかけてしまった。こうして勝つことができ、少しは恩返しができたのかなと思う」と話した。