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7月15日(日本時間16日)に米国カリフォルニア州イングルウッド、ザ・フォーラムでWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級王者ミゲル・ベルチェル(メキシコ)に挑戦することが決まった、この王座の前々チャンピオンの三浦隆司(33=帝拳)が、21日から千葉・成田市で走り込みキャンプをスタート。実戦練習前の土台作りを目的に、同門のWBC世界バンタム級王者の山中慎介(34)、3階級制覇王者のホルヘ・リナレス(31)と汗を流す三浦は、24日の合同取材に応じた。
今まで以上に気合が入る!
三浦が挑むベルチェルは、15年11月に三浦からタイトルを奪ったフランシスコ・バルガス(メキシコ)を今年1月の挑戦で破り、新王者となった戦績32戦31勝(28KO)1敗、KO率88%を誇るハードパンチャー。ターゲットが変わった三浦は、「ベルトを再び巻きたいという気持ちに変わりはない。KO率の高い相手だが、パンチ力は自分の方が上回っている」と自信を示すと、「向こうのパンチは伸びてくるので、相手の内側からショートパンチで攻めていきたい。いろいろとイメージしながら、攻防のバランスを意識して練習に取り組みたい」とし、2年ぶりに訪れた王座奪還のチャンスに闘志を燃やした。
大きな試合がやりたいとリナレス
また、3月にイギリスでWBA・WBC世界ライト級王座の防衛をはたしたリナレスは、9月頃の防衛戦に向け山中、三浦とともにスタミナ強化。「久しぶりの成田で長い距離を走っているよ。この4日間でだいたい60qぐらいかな。次戦はまだ決まっていないが、大きな試合をやりたいね」と話し、WBC正規王者マイキー・ガルシア(米)、WBO王者テリー・フラナガン(英)の名を挙げた。「ライト級は来年の頭ぐらいまで。その後はスーパーライト級に上げたい。強い選手ばかりだけど頑張るよ」と4階級制覇に意欲を示した。
キャンプは27日まで