「歴史的な試合をする」

　6日(日本時間7日)、米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで挙行される164.5ポンド(約74.6キロ)契約12回戦、WBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級王者サウル・カネロ・アルバレス(26=メキシコ)対元WBC(世界ボクシング評議会)ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(31=メキシコ)の記者会見が3日(日本時間4日)、当地で行われた。6対1のオッズで有利とみられているアルバレスは「メキシコで最も歴史的な試合をする」と意気込みを口にした。
※アルバレス対チャベスは7日(日)午前11時からWOWOWライブ・チャンネルで生中継の予定。

　ジーンズにトレーナーというラフな格好で会見に臨んだアルバレスは「メキシコで最も歴史的な戦いをするため、やれることをすべてやるつもりだ。私たちは用意ができている。私のキャリアにおいてすべての試合が大事だが、この戦いも例外ではない。土曜日の試合のためにここにいることができて嬉しい」とコメント。これに対し白の上下ジャージーに身を包んだチャベスは「準備はできているし、あと数日で試合かと思うと嬉しい。ただ戦うだけでなく、勝つためにここに来たんだ。言いたいことは言ってきた。私は5月6日の試合に勝つためにここにいる」と、こちらも自信をみせた。すでにチケットは2万枚以上が売り切れており、MGM系のホテルで行われる劇場型視聴のクローズド・サーキットの券売状況も好調と伝えられる。戦績はアルバレスが50戦48勝(34KO)1敗1分、チャベスが54戦50勝(32KO)2敗1分1無効試合。