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[試合後談話]2017.5.1

これぞ男と男の殴り合い!5月はミドル級!

 第38回チャンピオンカーニバルの最終戦となる日本ミドル級王座統一戦が1日、後楽園ホールで開催された「ホープフルファイト」のメインイベントで行われた。正規王者の西田光(29=川崎新田)と暫定王者の胡朋宏(28=横浜光)の試合は重量級らしい迫力の打撃戦が繰り広げられた。リングサイドには東洋太平洋チャンピオンの大尊康輝(六島)や元日本・東洋太平洋王者の淵上誠(八王子中屋)の姿もあった。
ベルトを統一
 試合開始から左フックで主導権を握った西田が、胡を寄せ付けずポイントを加点。胡の反撃も単打に終わらせると、ダウンこそ奪えなかったが終盤は、勝利を印象付ける試合運びを見せた。
西田光(川崎新田)
 控え室に戻った西田は「ブランクの不安はなかった。僕の方が倒したい意識より勝ちたい意識が強くてセコンドの指示を聞くことができたと思う。結果を出すことができたのは良かった」と話すと、傷の治療のため会見を早めに切り上げた。
胡朋宏(横浜光)
 肩を落として取材陣の待つ控え室に戻った胡は「パンチが見えていたのにもらってしまった。自分自身の出来に腹が立つ。何も言うことはない。完敗です。自分のボクシングに徹していた西田選手が強かった」と反省の弁が口をついた。
大尊康輝(六島)と淵上誠(八王子中屋)
 リングサイドで生観戦した大尊康輝(六島)は「こんな試合を見せられたら西田選手とやりたくなる。チャンピオンとか関係なく是非とも戦いたい」と、目を輝かせた。
 淵上誠(八王子中屋)は「胡選手の方がアグレッシブだったが、採点を聞くと前に出る西田選手がポイントを取ったのかなと思った。胡選手がペースが崩れたのを見逃さなかった。お互い良さが出た試合だった」と話すと、リング上で西田から対戦を迫られたことに関して「そう思ってもらえるのは正直、めちゃめちゃうれしいです」と笑顔を見せた。
福本祥馬(角海老宝石)
 日本ミドル級1位の福本祥馬(角海老宝石)は「西田選手の作戦勝ち。打ち終わりを狙っていた。胡選手は大きく動いて疲れたのかなと思った。両者とも最後まで手数が出ていてすごかった」と試合の感想を述べた。

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