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37戦全勝(36KO)、KO率97%の豪腕、WBC(世界ボクシング評議会)ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(31=米)は25日(日本時間26日)、米国アラバマ州バーミンガムで同級8位のジェラルド・ワシントン(34=米)を相手に5度目の防衛戦に臨む。V4戦で右拳と右上腕部を負傷して休養していたワイルダーは23日の会見で「左の使い方が巧みになった。土曜日は電撃的な試合になるだろう」と、出身地から100キロの会場での凱旋防衛を誓った。
ワイルダーは昨年7月のクリス・アレオーラ(米)戦で右拳を骨折したうえ右上腕二頭筋も痛め、年内に計画していた防衛戦を諦めなければならなかった。その間に左を徹底的に強化したらしく「自分では打てないと思っていた左ジャブを打てるようになったし、多くの発見があった。これまでとは違ったワイルダーを披露できると思う。土曜日の夜は電撃的な試合になるだろう。準備はできている。ジェラルドがそうであるように私も興奮している。世界で最も評価の高いベルトを争うわけで、それは私のものでもあるので、試合後もそれをケースに収めるつもりだ」と自信をみせた。
これに対し元アメリカンフットボール選手のワシントンは「多くの挑戦者がいるなかで私を選んでくれたことを感謝する。私は危険を冒すことになるが、準備はできている。世界王者になるチャンスを得たので、それを実現させるつもりだ」とこちらも王座獲得に意欲をみせた。戦績は19戦18勝(12KO)1分。オッズは12対1でワイルダー有利と出ている。
前座ではジャモール・チャーロ(米)が返上して空位になったIBF(国際ボクシング連盟)スーパーウェルター級王座の決定戦、2位トニー・ハリソン(米)対3位ジャーレット・ハード(米)の12回戦が行われる。さらにWBC(世界ボクシング評議会)ヘビー級11位ドミニク・ブリージール(米)対IBF9位、WBO7位イズアゴベ・ウゴノー(ポーランド/米)の10回戦も組まれている。