藤岡奈穂子のターゲットが変更

　男女合わせ日本人初の4階級制覇を目指す藤岡奈穂子(41=竹原&畑山)のターゲットが変更した。8日、所属ジムより伝えられ、藤岡は日時と会場は3月13日(月)の後楽園ホールと変わらず、WBA女子世界フライ級王座決定戦に出場。同級2位のイサベル・ミジャン(32=メキシコ)と対戦することになった。正式には10日、東京ドームで行われる年間表彰式で藤岡本人から発表される。

　先月末にWBO女子世界ライトフライ級王者ルイサ・ホルトン(豪)に挑戦することが伝えられたが、ホートンが了承後に王座を返上。藤岡陣営としては決定戦も考えられたが、妥当な対戦相手が見当たらず急遽、空位のWBA女子フライ級王座に変更し本日の発表となった。

　ミジャンはマイナー団体ながらWBF(世界ボクシング基金)女子フライ級の現役チャンピオンで、戦績は21戦18勝(8KO)2敗1敗。映像を見る限り、長身を生かした中間距離での戦いを得意とするようだ。だが、総合力では藤岡が数レベル上。WBCミニフライ級、WBAスーパーフライ級、WBOバンタム級王座に続く4階級制覇、日本初の快挙が期待できそうだ。