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IBF世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(27=英)は10日(日本時間11日)、英国マンチェスターに同級7位のエリック・モリナ(34=米)を迎えて2度目の防衛戦に臨む。自国での防衛戦を前にジョシュアは「モリナのことを侮ってはいない。1回で終わるか12回までいくかは分からないが、彼を粉々にするだけだ」と自信をみせている。
アンソニー・ジョシュア
12年ロンドン五輪スーパーヘビー級金メダリストでもあるジョシュアは今年4月、チャールズ・マーティン(米)を2回KOで下してIBF王座を獲得。2ヵ月半後には同じロンドン五輪組のドミニク・ブリージール(米)にも7回TKO勝ちを収め、初防衛を果たした。いまやWBC王者のデオンタイ・ワイルダー(米)と肩を並べる存在といっていいだろう。そのジョシュアは半年ぶりのリングを前に「モリナは夢を実現させるために勝つつもりでここに来ている。だから軽視はしていないが、私はゲームをするつもりはない。圧倒するつもりだ。勝負が1回で終わるか12回まで長引くかは気にしていないが、とにかく粉々にやっつけるだけだ」と自信をみせている。これに対し昨年6月のワイルダー戦に続いて2度目のチャンスを得たモリナは「私が勝つにはKOしかないと思っている。判定勝負をするつもりはない。ジョシュアを倒してヘビー級に穴をあけてみせるよ。世界王者になるという夢をかなえるためにはKO勝ちしかないと思っている」と、KO宣言をしている。戦績はジョシュアが17戦全KO勝ち、ワイルダー戦後に2KO勝ちを加えているモリナは28戦25勝(19KO)3敗。オッズは25対1の大差で王者有利と出ている。