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WBA世界フェザー級王者ヘスス・クェジャル(29=亜)は12月10日、米国カリフォルニア州ロサンゼルスのUSCガレン・センターで元世界3階級制覇王者アブネル・マレス(30=メキシコ/米)の挑戦を受ける。この4ヵ月、名匠フレディ・ローチ・トレーナーの指導を受けてきたクェジャルは「マレスをKOする」と威勢がいい。
クェジャルは13年8月に暫定王座を獲得し、途中で正王者に昇格して通算5度の防衛を果たしている。29戦28勝(21KO)1敗の好戦的なサウスポーで、今回の試合を前にローチ・トレーナーに師事することになった。クェジャルは「マレスとの対戦は2年前から待っていたんだ。トレーニングは順調で、フレディ(ローチ)と組んで最初の試合になる。彼は私の長所を引き出してくれ、私のことを信頼してくれる。そして多くのことを教えてくれた」と師に感謝の意を表している。クェジャルはロベルト・ガルシア・トレーナーに師事していたことがあるが、今回はそのガルシア・トレーナーがマレス陣営についている。「ロベルトのことは尊敬しているし、彼は優れた指導者だと思う。でも、マレスが私に勝つことはできないだろう。私は勇敢に戦い、そしてマレスをKOするよ」とクェジャルは堂々とKO宣言をしている。今月28日に31歳の誕生日を迎えるマレスは04年アテネ五輪に出場したアマ実績を持ち、プロでもバンタム級、スーパーバンタム級、フェザー級で世界一の座についた実力者。はたしてクェジャルの描く理想どおりの展開になるかどうか。