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ワタナベジム所属のWBA女子世界ライトミニマム級チャンピオン古川夢乃歌(22)の初防衛戦とこの王座の元女王、宮尾綾香(33)のIBF女子世界アトム級王座挑戦が、12月13日(火)に後楽園ホールで開催される「DANGAN-LADIES Vol.3」のダブルメインイベントで行われることが12日に都内の同ジムで発表された。古川はOPBF東洋太平洋ライトフライ級王者の岩川美花(33=高砂)を迎え、宮尾はWBO王者の池山直(47=フュチュール)にアタックし王座返り咲きを狙う。
自分からガツガツ行きますよと古川
今年8月に西村聡美(折尾)との王座決定戦を制し世界タイトルを獲得した日本体育大学生の古川は、「世界を獲りチャンピオンとしての自覚を持つことが大事だと感じる。岩川選手はパワー、スピードもあるテクニカルな選手ですが、しっかりと対策を練って挑戦者の気持ちで戦っていきたい」と抱負を語り、来春の卒業に向けて「女子ボクシング」をテーマとした卒論を作成中と明かした。
ワタナベジムに感謝ですと宮尾
昨年10月にWBC王者の小関桃(青木)との統一戦でベルトを失い、今年9月に大橋ジムから移籍し新たな環境で再出発を図る宮尾は、移籍初戦で世界挑戦を機会を与えてくれたジムに感謝。池山とは日本ボクシングコミッションが女子を認可する前の06年4月に対戦し、TKO負けを喫しているが、「10年前は実力差があって試合をすることさえ怖かったが、今はリベンジできることに気持ちが奮い立つ。あの時の倍返しをしてやります!」と雪辱を誓った。
箕輪は江畑さんの後を継ぐと気合
また、9月にB級デビューしたプロ3戦目の元トップアマ箕輪綾子ことチャオズ箕輪(29)が、このイベントのアンダーカードでOPBF女子フライ級王座決定戦に挑むことも発表された。かつて同門の江畑佳代子(40)が保持していた同王座を1位カーリング・リヴァス(27=比)と争う箕輪は、「尊敬する江畑さんが巻いていたベルトを取り返したい。私が後を継げることにモチベーションが上がる」と気合いを入れた。