ブルックもパッキャオ戦に興味

　眼窩低骨折のため休養中のIBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(30=英)が、 5日(日本時間6日)に復帰戦を行う元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(37=比)との対戦に興味を示している。

　ブルックは「もちろんジェシー・バルガス(米)対パッキャオの勝者との試合に興味を持っている」とメディアに明かし、勝負については「バルガスは優れた選手だが、ベストの選手とはいえない。パッキャオが判定で勝つと思う」と予想している。ブルック自身にも9月にバルガスと統一戦を行うプランがあったが、バルガスがパッキャオ戦を選択したため実現しなかった経緯がある。そのためブルックは2階級上げて9月10日にゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)の持つミドル級王座に挑戦。善戦したものの5回TKO負けを喫し、試合後に眼窩低骨折であることが分かったため手術。現在はリハビリに務めながら軽いトレーニングをしている状態で、ウェルター級に留まってエロール・スペンス(米)との指名防衛戦に臨むのか、王座を返上してスーパーウェルター級に転向するのか思案中と伝えられる。IBFは来年2月24日を意思決定の期限としている。