「調子はいい」とパッキャオ

　ジェシー・バルガス(27=米)の持つWBO世界ウェルター級王座への挑戦を10日後に控えた26日(日本時間27日)、引退を撤回して7ヵ月ぶりに復帰する元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(37=比)がメディアにトレーニングを公開した。
※バルガス対パッキャオ、前座のノニト・ドネア(33=比/米)対ジェシー・マグダレノ(24=米)のWBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチは11月6日(日)午前11時からWOWOWプライムで生中継の予定

　パッキャオは22日の夜にフィリピンから米国ロサンゼルスに到着。そのため「何日かは時差ボケがあったが、徐々に改善されている」と話した。ワイルドカードジムでフレディ・ローチ・トレーナーとのミット打ちを披露する程度の軽い練習だったが、「調子はいいのでファンを楽しませることができると思う」と加えた。5月にフィリピンの上院議員選挙に出馬して当選しており、「上院議員がリングに上がって戦うのは初のこと。長身のバルガスを軽視してはいない。私が健在であるということを示すためにも完勝が求められている」と自信と覚悟を口にした。勝てばウェルター級では3度目の戴冠となるパッキャオは66戦58勝(38KO)6敗2分。初防衛と新旧交代を狙うバルガスは28戦27勝(10KO)1敗。オッズは6対1でパッキャオ有利と出ている。