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これを最後の挑戦として臨んだ世界戦で、WBC世界スーパーバンタム級王者ウーゴ・ルイス(29=メキシコ)を9回終了TKOで破り、実に5年5ヶ月ぶりの世界王座に返り咲くと同時に3階級制覇を達成した長谷川穂積(35=真正)が17日、大阪市内のホテルで一夜明け会見を開いた。
9Rの勝負どころを制した
捨て身の反撃から壮絶な打ち合いを制した長谷川は、試合後に左拳を一ヶ月半前に負傷していたことを明かした。同じリングで11度目の防衛に成功したWBC世界バンタム級王者の山中慎介(33=帝拳)と会見場に姿を現した長谷川には、「勝てたことが一番。ホッとしている」と重圧から開放された安堵感がにじみ出ていた。続けて昨夜は家でゆっくりできたと話し、チャンピオンになった実感はまだないが街で「チャンピオン!」と声を掛けられれば少しは感じるのかなと笑顔も見せた。
第一声はホッとしている
今後についてはダメージがあるので休養を取り、まずは家族で旅行に行きたいと希望。すると横で聞いていた山中が以前、長谷川に旅行へ誘われていたことを持ち出し、「僕も一緒ですか?」とボケをかまし会場を笑いに包んだ。
今度ご飯でも行こうと長谷川
そんな山中に長谷川は、「できればV15、記録を目指してほしい。勝ち続けてキレイなボクサー人生をまっとうしてほしい」と先輩王者としてエールを送ったが、自身の進退については「やりたいと思ったなら続けるでしょう」と語るにとどめた。
今後については白紙の状態
強い長谷川の復活に会場を埋め尽くしたファンが歓喜した昨夜の大阪。9ラウンドに集約された17年間のボクサー人生は有終の美を迎えこれで完遂するのか、それとも新たな章の幕開けとなるのか――。長谷川の決断を待ちたい。
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