三田決戦まであと2日

　兵庫県三田市内の大成ジムで18日、WBO世界ミニマム級王座決定戦に出場する同級1位の加納陸(18=大成)と同級2位の高山勝成(33=仲里)が予備検診のために揃って姿をみせた。16度目の世界戦行事に落ち着いた様子の高山に対して、こちらも「まだ緊張はない」と冷静に対応する加納。試合まであと2日となった。
　試合は8月20日(土)、三田市駒ヶ谷体育館で午後1時第1試合開始予定。

　検診後会見に臨んだ加納は「今日の朝にはリミットにいったので今日は少し水分を飲んだくらいです」と体重調整も問題ないと自信をみせた。リーチが高山より8cm長いことに関しては「特に関係ないと思います。前回測った時より身長もリーチも伸びていたんですけど、これからのウェイトのこと考えるとこれ以上大きくなりたくないですね」と笑顔をみせた。

　続いて会見に臨んだ高山は「いつも通り順調に来ています。体重もあと1kgくらいなので問題ないですね。リーチが加納選手の方が長いですが、リーチが長い選手とも何度もやっていますから問題ないです」と冷静に語った。「あと2日しっかり集中してベストな状態でリングに上がります」と終始落ち着いた様子で足早に帰路についた。

■検診結果
WBO世界ミニマム級王座決定戦
同級1位:加納陸(大成)
身長:162.0cm
胸囲:85.0cm
頸周:33.0cm
リーチ:167.0cm
脈拍:61/min
血圧:112/82mm/Hg
体温:36.5°C

同級2位:高山勝成(仲里)
身長:158.0cm
胸囲:86.0cm
頸周:33.0cm
リーチ:158.5cm
脈拍:59/min
血圧:117/76mm/Hg
体温:37.1℃