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28日に後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のセミファイナルは4月に南アフリカでWBAインターコンチネンタル・スーパーフライ級王座を獲得した戸部洋平(29=三迫)が出場。バンタム級8回戦で小浜雅哉(23=UNITED)と拳を交えた。試合は番狂わせを狙う小浜が右フックをヒットさせる意外な展開となった。
技術の差をみせた
初回、ランキング奪取に闘志を燃やす小浜が右フックで戸部の腰を落とし上々の滑り出し。ペースに乗れなかった戸部だが、ジャブを当ててリズムを掴むと、4ラウンドに右ストレートからの連打で試合を終わらせた。
右は効いたと戸部
ヒヤリとする場面を作ってしまった戸部は「カウンターを狙い過ぎてしまった。色々と試したいこともあり動きが硬かった」と苦笑い。「2ラウンド終盤からパンチがキレ出したが、今回は実戦練習が少なかったので次回はスパーリングを増やしていきたい」と意気込んだ。戸部が所属する三迫ジムの三迫貴志会長は「世界を狙わせたいが簡単には決まらないと思うので、海外で防衛戦をするかOPBF王座にも目を向けていきたい。できるだけチャンスを作る」と明言した。
強さをみせた長嶺
第5試合は52.0kg契約8回戦、日本フライ級5位長嶺克則(24=マナベ)がOPBFスーパーフライ級11位与那覇勇気(26=真正)と対戦。初回、長嶺は与那覇にプレッシャーをかけるとキレ味鋭い左フックで立て続けにダウンを奪う絶好の立ち上がりをみせる。ダメージを残す与那覇に2ラウンド、右ストレートでバランスを崩したところでレフェリーが割って入った。
復帰後、連勝となった
これで2試合連続KO勝利となった長嶺は「ダウンを奪ったのは左の相打ち。相手の映像を観て右が強いなと警戒していたので、最初にダウンを取れたのはビックリした」と冷静に試合を振り返った。日本ランキング上位に進出してきた長嶺だが「できることならOPBFランキングにも入りたい。新チャンピオンになった比嘉大吾選手(20=白井・具志堅)に興味がある。強い選手と盛り上がる試合をしていきたい」とさらなる目標を掲げた。
昨年の新人王が着実に成長
第4試合はミニマム級6回戦、日本同級8位小浦翼(21=E&Jカシアス)対ビンボ・ナショナレス(26=比)が激突。初回から鋭いジャブでプレスをかけた小浦は終了間際にワンツーでダウンを先制。ダメージを残したナショナレスに反撃する力は残されておらず、2ラウンドに右ストレートで10カウントを聞かせた。
デビューからの連勝を8に伸ばした小浦は「相手がもっと前に出てくるのかと思ったので落ち着いてしまった。ダウンを奪ったパンチは抜ける感じ」。「これからは上位ランカーともやっていきたい。そのためにも後半のラウンドでもしっかり動けるように練習していく」と早くも前を見据えた。
デビューからの連勝を8に伸ばした小浦は「相手がもっと前に出てくるのかと思ったので落ち着いてしまった。ダウンを奪ったパンチは抜ける感じ」。「これからは上位ランカーともやっていきたい。そのためにも後半のラウンドでもしっかり動けるように練習していく」と早くも前を見据えた。