クアドラスとロマゴン 顔合わせ

　WBC世界スーパーフライ級王者カルロス・クアドラス(27=メキシコ)と、4階級制覇を狙って挑むWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)が25日(日本時間26日)、米国カリフォルニア州ロサンゼルスで共同会見に臨んだ。ふたりは9月10日、米国カリフォルニア州イングルウッドのフォーラムで拳を交える。

　ともにラフな格好で会見に臨んだが、クアドラスはWBCのベルトを持参して登壇した。14年5月の戴冠後、6度の防衛をこなしているクアドラスは「HBOテレビで放送される試合で、しかも伝説のフォーラムが会場なので、とても興奮している。ゴンサレスはとても偉大な選手なのでリスペクトしている。このベルトを守れるよう最高のコンディションをつくるために準備する」と決意を口にした。勝てば4階級制覇となるゴンサレスは「フォーラムに戻ってきて4つ目の王座を狙ってクアドラスに挑戦できるので嬉しい。神様、K2プロモーションズ、帝拳プロモーションの本田(明彦)会長、HBOテレビに感謝している」と殊勝に答えた。戦績はクアドラスが36戦35勝(27KO)1分、ゴンサレスが45戦全勝(38KO)。無敗の王者対決だが、オッズは9対1でゴンサレス有利と出ている。なお、チケットは300ドル(約3万1800円)、200ドル(約2万1200円)、100ドル(約1万600円)、50ドル(約5300円)、25ドル(約2650円)の5券種が発売されている。