早くグスマンに会いたい!

　20日(水)のエディオンアリーナ大阪で同級2位ジョナタン・グスマン(27=ドミニカ共和国)とIBF世界スーパーバンタム級王座決定戦を争う同級1位の和氣慎吾(28=古口)が17日、都内の日本ボクシングコミッションで予備検診に臨んだ。

　初の世界戦を迎える和氣はこの予備検診も初体験となったが、落ち着いた雰囲気で姿を現すとリーチを初めて測ったと笑い、検診データを見て鍛え上げた体の数値に納得の表情を浮かべた。

　身長で8cm上回る和氣だが「相手の方が身長の割にリーチがある」と慢心はなく、試合当日まで油断せずに体調を整えたいと話した。ただし、この日がグスマンの27歳の誕生日だと知ると、「それはおめでとう。リングの上で俺のパンチをプレゼントしてやる」と強きな発言も飛び出し、「早く会いたい。顔を見ればボコボコにしたくなる」と2日後の調印式・計量が待ちきれないといった感じだった。和氣は明日東京を発ち、決戦地の地に乗り込む。

　一方、同じ日に大阪市内の病院で検診を行ったグスマンは、「身長はワケが少し高いようだが、そういった選手ともたくさんやっているので全く問題ない。試合を楽しみにしているし、勝つのは私だ」と意気込んだ。

■検診結果
IBF世界Sバンタム級王座決定戦
1位・和氣 慎吾(古口)
身長:174.8cm
頸周:37.0cm
胸囲:91.0cm
リーチ:176.0cm
血圧:126/61mm/Hg
脈拍:58/min
体温:36.9℃

2位ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)
身長:166.8cm
頸周:35.0cm
胸囲:84.2cm
リーチ:174.4cm
血圧:127/85mm/Hg
脈拍:64/min
体温:36.0℃