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WBA世界バンタム級スーパー王者のファン・カルロス・パヤノ(32=ドミニカ共和国/米)とラウシー・ウォーレン(29=米)のタイトルマッチが18日(日本時間19日)、米国イリノイ州シカゴのUICパビリオンで行われる。昨年8月、パヤノに僅差の判定負けを喫しているウォーレンは「このために1年間、頑張ってきた」と雪辱を誓っている。
ラウシー・ウォーレン
両者の初戦は昨年8月、米国フロリダ州ウィンターパークで行われ、パヤノが2対1の僅差判定でベルトを守った。しかし、最終回にダウンを喫したほか3回には減点をとられ、またウォーレンも9回に2点のペナルティを受けるなど荒れた内容だった。今回は両者とも前戦以来10ヵ月ぶりの試合となる。16日の会見に臨んだパヤノは「最高の準備ができたので、とても前向きに考えている。再戦を楽しみにしている。前回、彼が勝利を主張していたことは知っているが、それは重要なことではない。仮に10度の再戦をしたところで同じ結果が出るだけさ」と自信をみせた。これに対しウォーレンは「私がこの王座を欲していることはみんなが知っている。12ラウンドが不要だということをパヤノに覚悟しておいてほしい。初戦でも勝ったと信じているし、今度は本当に(ベルトを)持ち帰るよ」と雪辱と戴冠に意気込みをみせた。五輪に2度出場の経験を持つパヤノは17戦全勝(8KO)、五輪3大会出場の実績を持つウォーレンは15戦13勝(4KO)1敗1無効試合。サウスポー同士の一戦となる。メイン格ではライトヘビー級の世界ランカー、アンドレイ・フォンファラ(ポーランド/米)対ジョー・スミス(米)の10回戦が組まれている。