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WBA世界ライト級王者アンソニー・クロラ(29=英)は7日(日本時間8日)、英国マンチェスターで暫定王者イスマエル・バロッソ(33=ベネズエラ)と団体内統一戦を行う。難関を前にクロラは「厳しい戦いは覚悟している」と話している。
クロラは昨年11月、ダルレイ・ペレス(コロンビア)への2度の挑戦試合で5回KO勝ちを収めて王座を獲得し、これが半年ぶりの初防衛戦となる。37戦30勝(12KO)4敗3分。「周囲は私がこの試合を受けないだろうとみていたようだが、避ける理由はない。彼と戦わなければ王座を失うことになるしね。真の世界王者になるために懸命にトレーニングしてきたんだ」とクロラは意気込みを口にしている。ただし、21戦19勝(18KO)2分の暫定王者は強敵だ。クロラ自身、昨年12月にバロッソがケビン・ミッチェル(英)を5回TKOで下した試合を会場で生観戦している。「ミッチェルの調子が良くなかったとはいえ、バロッソが危険なパンチャーであることは間違いない。厳しい試合になるだろうね」と気を引き締めている。その言葉を裏づけるようにオッズは20対19の微差ながらバロッソ有利と出ている。