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WBO世界フェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(28=ウクライナ)が6月11日、1階級上のWBO世界スーパーフェザー級王者ローマン・マルチネス(33=プエルトリコ)に挑戦することになった。試合は米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンのサブアリーナ、ザ・シアターで行われる。
ローマン・マルチネス
ロマチェンコは前WBA世界フェザー級スーパー王者のニコラス・ウォータース(ジャマイカ)との対戦交渉を進めていたが、ウォータース側が報酬の上乗せを要求したため計画は頓挫。そこでトップランク社とHBOテレビがマルチネスに対戦を持ちかけたという経緯がある。マルチネスは3月にミゲール・ベルチェル(メキシコ)との防衛戦を前に拳を痛めて療養中だったが、6月11日の試合には間に合うという。08年北京大会、12年ロンドン大会と五輪連覇のアマチュア実績を持つサウスポーのロマチェンコは6戦5勝(3KO)1敗。この1敗はオルランド・サリド(メキシコ)に喫したもの。昨年4月、そのサリドに勝って返り咲きを果たしたマルチネスは34戦29勝(17KO)2敗3分。2度目の防衛戦となる。この日はライト級のホープ、フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)も出場を予定しており、ホセ・フェリックス(メキシコ)との世界ランカー対決に臨むことになっている。