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5月8日、有明コロシアムで開催される「ボクシングフェス5.8」でIBF世界Lフライ級王座の初防衛戦に挑む王者・八重樫東(32=大橋)が5日、横浜市内の所属ジムで日本フライ級王者の粉川拓也(30=宮田)と5ラウンドのスパーリングを決行。お互い一歩も引かない激しい打ち合いを展開した。
回を追うごとにペースアップ
張りつめた空気の中で始まったスパーリングは序盤、粉川が積極的なプレスで攻撃を仕掛けるが、八重樫は距離を作って被弾を回避。3回には接近戦となったが八重樫は多彩なコンビネーションで攻勢。4回からフィジカルで勝る八重樫が押し勝ち、鋭い踏み込みから右ストレートで顔を弾く場面を増やした。
まだまだ試行錯誤していく
スパーを終え「自分のやりたいことをさせてもらえなかった。すごく勉強になり感謝しかない」と感想を口にした八重樫。「後半、フィジカルで押したがあれはそうせざるを得なくなったのでしただけであれではダメ。相撲でいうなら押し出しみたいなものでそれだけでなく、駆け引きの中での上手投げのような技がほしい。試合までに試行錯誤しながら完成に近づけていきたい。試合で出せるのもコンディションありきなので万全の体調で臨みたい」と自らに高いハードルを課して強さに磨きをかける。
上手くて強いと粉川
今回のスパーが3回目だったという粉川は「ハンドスピードが速く、こっちのジャブが弾かれる。体のパワーが強く入れ方が上手い」とこちらも収穫ありの実戦練習となったようだ。