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日本フェザー級12位の溜田剛士(22=ヨネクラ)が4月22日、南アフリカでWBA世界同級3位シンピウェ・ベチェカ(35=南ア)にノンタイトル戦で挑むことが分かった。溜田の海外戦はこれが初となる。
シンピウェ・ベチェカ
ベチェカは元WBA世界フェザー級スーパー王者で、戦績は31戦28勝(17KO)3敗。07年に当時のWBC世界バンタム級王者、長谷川穂積(真正)に挑戦したことで日本でも知られた選手。14年5月にノニト・ドネア(比/米)に敗れ、WBA王座から陥落したが、復帰後は2連勝で世界ランクを再び上げた。元々はディフェンスに優れた技巧派だったが、近年は攻守の切り替えに長けたファイター色の印象が強い。
世界ランク奪取に燃える!
一方、ベチェカに挑む溜田は、昨年8月に元OPBFランカーを一蹴しランク入りをはたしたフェザー級のホープ。11年の全日本新人王で1敗を喫しているが、以降は引き分けを挟み9連勝中。また、13勝のうち11KOと破壊力があり、ランク入りまでは脅威のノーランカーとして対戦を敬遠されていたほど。先月の試合も国内での相手が見つからず、タイ人選手を呼んでヨネクラジム自主興行のメインを張った。今回は日本を離れ、元世界王者を相手に敵地での難しい試合が予想されるが、決して打たれ強くはないベチェカだけに一発でも入れば流れは大きく変わりそうだ。溜田の勝利を願うのはもちろんだが、本来の力を出し切り多くの経験を積んでもらいたい。