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[発表会見]2016.3.10

加納陸「世界へつなげる」

 三田市内の大成ジムで10日、WBAアジアミニマム級王者で東洋太平洋ミニマム級2位の加納陸(18)の次戦が発表された。
 5月8日(日)に開催される大成ジムのイベント「三田から世界へ7」のメインイベントに登場することとなった加納は、元世界王者で同級1位のメルトリ・サビージョ(比)と東洋太平洋ミニマム級暫定王座を懸けて拳を交える。
 この日の会見には、東洋太平洋フェザー級11位の松岡輝(21)、B級2戦目を迎える服部力斗(20)、そして5月8日が国内デビュー戦となる秋月楓大(17)も席に着き、次戦に向けた意気込みを語った。
丸元大成会長
 会見の冒頭、大成ジム丸元大成会長は「5月8日の興行で試合を行う選手の発表会見を行います。加納陸は東洋太平洋のランキングに入ったので、チャンピオンの中国の熊朝忠との対戦を交渉していましたが、彼方の都合で試合が流れました。で、東洋太平洋の本部と交渉して、暫定ですが、王座決定戦を1位のサビージョ選手と行うことが決まりました。5月の興行までに熊選手にはタイトルを返上するかしてもらうように交渉していただいています。そうなれば正規にタイトル戦になると思います。また、セミファイナルでは東洋太平洋フェザー級11位の松岡がモンキー修平(大星)とノンタイトル6回戦、服部力斗が松井謙太(三河)選手とB級2戦目を行います。そして、陸と海外で一緒に戦っていた秋月楓大が4月11日にタイでWBAアジアスーパーフライ級タイトル戦を戦って5月の興行で日本デビュー戦を行います」と発表した。
加納陸
 加納は「試合が決定して、テンションは上がっています。必ずベルトを獲って次は世界に行きたいと思います。応援してくれている人もたくさん来てくれると思うので、勝ってベルトを見せたい。強い相手の方が自分の気持ちも上がるのでしっかり自分のボクシングをしてベルトをいただきたいと思います」と意気込みを語った。
松岡輝
 松岡は「ちょうど1年前にランキングに入ったのに前哨戦で負けてしまった、今はランキングも返り咲いたので、去年の悔しい気持ちを込めて今年か来年にはタイトルを狙えるようにしっかりと試合をしてつなげたいです」と静かに語った。
服部力斗
 服部は「前回(加納)陸が勝っている相手ですし、きっちり勝って今年はランキングに入れるようにしたいですね」と語った。
秋月楓大
 いよいよ日本デビュー戦が決まった秋月は「4月にWBAアジアのタイトルを獲って、5月のデビュー戦につなげたいです。加納選手とは差ができてしまった感じですが、追いつけ追い越せの気持ちでやっていきます。応援よろしくお願いします」と目を輝かせた。

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