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[海外ニュース]2016.2.11

ゴロフキンvsウェイド 決定

 ミドル級のWBAスーパー王座、WBC暫定王座、IBF王座を保持しているゲンナディ・ゴロフキン(33=カザフスタン/米)の16度目の防衛戦が4月23日、IBFの指名挑戦者ドミニク・ウェイド(25=米)を相手に米国カリフォルニア州イングルウッドのフォーラムで行われることが正式決定した。
ゲンナディ・ゴロフキン
 ゴロフキンはWBC王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)との対決を希望していたが、WBCの仲裁もあって統一戦は先送りになった。そのため今回はIBFの指名戦を行うことになったわけだが、1位のトゥレアノ・ジョンソン(バハマ/米)が故障を理由に挑戦を辞退したため3位のウェイドに出番が回ってきた経緯がある。目下15連続KO防衛中のゴロフキンは「ファンや友人が見守るフォーラムのリングで戦えるので嬉しい。ウェイドは無敗でスキルがあり、ハングリーな選手なので私にとっては試練の戦いになると思う」と殊勝に抱負を口にした。34戦全勝(31KO)。
 挑戦者のウェイドは09年3月にプロデビューした25歳のホープで、昨年6月に元世界王者のサム・ソリマン(豪)に10回判定勝ちを収めて世界戦線に浮上してきた。経験不足の印象は否めないが、攻防ともに均整のとれた戦力を備えている。18戦全勝(12KO)。初の大舞台に関して「ゴロフキンの世界王座に挑戦する機会を与えてもらい光栄だ。ここに辿り着くために懸命にトレーニングしてきたし、挑戦の準備はできている」と意気込んでいる。
 なお、この日はダブルメインとしてWBC世界フライ級王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア/帝拳)も出場を予定している。ゴロフキンとゴンサレスが同じイベントで試合をするのは昨年5月のフォーラム、10月のマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)に続いて3戦連続となる。44戦全勝(38KO)のゴンサレスの相手としてはマクウィリアムス・アローヨ(プエルトリコ)、ファン・エルナンデス(メキシコ)が有力候補として名前が挙がっている。

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