パッキャオ戦 NSACが承認

　ラスベガスのスポーツ・イベントを管理する米国ネバダ州アスレチック・コミッション(NSAC)は12日、4月9日にラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われる予定のティモシー・ブラッドリー(32=米)対マニー・パッキャオ(37=比)のWBO世界ウェルター級タイトルマッチを承認することを決議した。

　ブラッドリーとパッキャオは過去に2度対戦して1勝1敗と星を分けており、これが決着戦となる。加えて5月にフィリピンの上院議員選挙を控えるパッキャオのラスト・ファイトとなる。今回、NSACが満場一致で承認したことでイベントの開催は正式決定とみなされる。試合はブラッドリーの持つWBO世界ウェルター級王座にパッキャオが挑むかたちになりそうだが、WBOはブラッドリーに対して1位のサダム・アリ(米)との対戦を義務づけており、まだ流動的な面も残る。イベント概要は近日中にトップランク社から発表されるものとみられている。試合はHBOテレビが課金システムのペイ・パー・ビュー(PPV)で全米に生中継することになっている。