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[調印式・前日計量]2015.11.12

柴田、何がなんでも守る

 明日13日、後楽園ホールで開催されるIBF女子世界ライトフライ級タイトルマッチ、王者・柴田直子(34=ワールドスポーツ)対挑戦者同級7位マリア・サリナス(26=メキシコ)の調印式と前日計量が12日に都内のJBC事務局で行われた。
会見の様子
 挑戦者のサリナスは、12年に多田悦子(34=フュチュール)が持っていたWBA世界ミニマム級王座挑戦以来、今回が2度目の世界戦となる。柴田と比べかなり小柄だが体が厚く、多田戦ではフック、アッパーを振り回すファイターぶりを見せつけた。
最強挑戦者に警戒
 サリナスについて齊田竜也会長は「実力ともに最強の挑戦者。柴田も相当に苦戦すると思う」と評価し、4度目の防衛戦に臨む柴田も「パワーがあると思う」と警戒したが、「この階級になってから減量はなく、最後まで普段とおりの練習ができた。怪我もなくコンディションは万全。しっかりと自分のボクシングをすれば勝てる」と自信を示し、「メキシコにベルトは渡さない。何がなんでも守る」と誓った。
力を込めるサリナス
 対するサリナスは、「柴田は素早くパンチも速いが対策はある。難しい試合になると思うが、私は自分が強いと自覚している。ベルトをメキシコに持ち帰る」と強気な姿勢を見せた。
無理があった…
 調印式、グローブチェックが滞りなく終わり、続いて計量に移行。リミットを700g下回る48.2kgでクリアした柴田は、初のスカート姿に周囲がはやし立て、可愛らしいポーズでパシャリ。が、すぐに悔やみガッツポーズに変えていた。
サリナスは2度目でパス
 続いて慎重に秤の上に乗ったサリナス。1度目は100gオーバーとなったが、ガムを噛みながら少し動き、2回目は48.9kgのリミットで無事パスした。
 先月から続いた国内開催の女子世界戦。柴田にはそのトリを務めるに相応しい好ファイトを期待したい。

■検診結果
王者・柴田直子
血圧:130/85Hg
脈拍:63/min
体温:36.9℃

挑戦者マリア・サリナス
血圧:117/59Hg
脈拍:73/min
体温:37.6℃

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