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[会見]2015.10.16

ロマゴン「準備は万端」

 3階級制覇の実績を持つWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(28=ニカラグア/帝拳)対元世界2階級制覇王者で現WBCフライ級2位のブライアン・ビロリア(34=比/米)のタイトルマッチ12回戦は17日(日本時間18日)、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われる。試合を2日後に控えた15日、ゴンサレスとビロリア、さらに前座に出場する選手たちが会見で抱負を語った。
ローマン・ゴンサレス
 17日のメインはゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)対デビッド・レミュー(カナダ)のミドル級WBAスーパー、WBC暫定、IBF王座統一戦で、この両者はすでに14日に会見を終えている。そのメインカードと同様に注目を集めているゴンサレスは「準備はできているので、ベストのものを出せると思う。いいトレーニング・キャンプができたので素晴らしいコンディションに仕上がった。ファンのためにいい試合をしたい」とコメント。これに対しビロリアは「今回の試合のために最高の準備ができた。土曜日にベストを尽くさなければ私は裏切ってしまうことになる。パウンド・フォー・パウンド最強のゴンサレスと戦うということは大きな挑戦といえる。彼は最強の敵だ。過去最高のブライアン・ビロリアを披露し、タイトルを奪い取る」と自らを鼓舞するように話した。なお、ゴンサレス対ビロリア戦のレフェリーはベンジー・エステベス氏(米)が務めることが決まっている。ジャッジはワレスカ・ルロダン女史(米)、ドン・アッカーマン氏(米)、トム・シュレック氏(米)が担当する。
 前座ではルイス・オルティス(キューバ/米)がマティアス・アリエル・ビドンド(亜)を相手にWBA世界ヘビー級暫定王座決定戦に臨む。昨年9月、ラティフ・カヨーデ(ナイジェリア/米)との暫定王座決定戦で1回TKO勝ちを収めながら、試合後のドーピング検査で陽性反応が出たため勝利と暫定王座が取り消されたオルティスは「私は寡黙な男だが、リングのなかでどう戦うかは熟知している。マイクの前とは全然違うんだ」と、言葉少なく自信を表した。一方、世界的な実績は皆無だが、いきなり15位にランクインして暫定王座決定戦に臨むビドンドは「この試合の報告を受けたときは最高の気分だった。尊敬するオスカー・デラ・ホーヤのためにも頑張る。この夢を手放さない」と興奮気味だった。

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