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3階級制覇の実績を持つWBC世界ライト級王者ホルヘ・リナレス(30=帝拳)の2度目の防衛戦が10日(日本時間11日)、故国ベネズエラの首都カラカスでイバン・カノ(メキシコ)を相手に行われる。
リナレスとカノは9日、前日計量に臨んだ。
ホルヘ・リナレス
リナレスは昨年12月、ハビエル・プリエト(メキシコ)に4回KO勝ちを収めて王座を獲得し、今年5月には指名挑戦者ケビン・ミッチェル(英)を10回TKOで退けている。42戦39勝(26KO)3敗。計量ではライト級リミットの135ポンド(約61.2キロ)を大きく下回る133.8ポンド(約60.6キロ)でパスした。昨年、プリエトと2度引き分けているカノは134.6ポンド(約61.0キロ)だった。31戦23勝(15KO)6敗2分。
この日のアンダーカードではセルゲイ・コーミツキー(ウクライナ)対アルフォンソ・ブランコ(ベネズエラ)のミドル級12回戦が組まれているが、これは「WBA世界ミドル級第2暫定王座決定戦」として行われる。WBAはミドル級のスーパー王者としてゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)、レギュラー王者としてダニエル・ジェイコブス(米)、さらに暫定王者としてクリス・ユーバンク・ジュニア(英)を認定している。コーミツキー対ブランコの勝者は“第2暫定王者”となるが、“第1暫定王者”(ユーバンク・ジュニア)との団体内統一戦が義務づけられるという。とうとうというべきかやはりというべきか、来るところまで来たという印象だ。