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WBC世界スーパーフェザー級1位のフランシスコ・バルガス(30=メキシコ)は11月21日(日本時間22日)、米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで同級王者の三浦隆司(31=帝拳)に挑戦する。初の大舞台を前にメキシコでトレーニング中のバルガスは「接近戦になるのが理想だが、ラウンドごとに戦略は変わるだろう」と話している。
フランシスコ・バルガス
バルガスは08年北京五輪にライト級メキシコ代表として出場したが、2回戦で敗退。その1年半後の10年3月に米国でプロ転向を果たした。
戦績は23戦22勝(16KO)1分。中近距離での戦いを得意とする右のボクサーファイター型で、好戦的なスタイルの持ち主といえる。13年にNABF北米王座とWBOインターコンチネンタル王座を獲得し、各3度の防衛を果たしている。昨年7月にはサンスポーの元世界2階級制覇ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)にも3回終了TKO勝ちを収めている。キャリア5年、満を持しての世界挑戦となる。バルガスは三浦について「彼は体力のある強い選手だと思う。サウスポーという点が彼の一番のメリットだろう」と分析。作戦については「セルヒオ・トンプソン(メキシコ)と戦った試合を見たが、あれよりは内山(高志)と対戦した試合の方が参考になると思う。(内山は)右のストレートをうまく当てたと思う。自分としては接近戦になるのが理想だが、ラウンドごとに戦略は変わるだろう」と話している。ブランドン・ベネット(米)やロペスなどサウスポーの強豪との対戦も経験しているバルガスは「試合に備えてサウスポーとのスパーリングを多く積むことだと思う。それと対人によるディフェンスの練習をより多くしてサウスポーになれることだと思う。これまでにサウスポート数多く戦ってきたので問題ないと思うけれどね。メキシコで高地トレをしたいと思っている。まず三浦と戦える体力をつけ、スパーリングでサウスポーに慣れ、攻撃の幅を広げ、防御の質を上げ、ベストのコンデションでリングに上がり、いい結果を出したい」と、課題や今後の計画などを明かしている。バルガスは過去に4度、ラスベガスで試合をしているだけに「ラスベガスは自分のホームのようなところ」と言い、「アルバレス対コットもあるのでメキシコ人の応援も数多く来ると思うので心強い。期待に応えるためにもぜひ勝ちたい」と必勝を誓っている。