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OPBF女子Sバンタム級王者で11月11日(水)に後楽園ホールでダニエラ・ベハムデス(アルゼンチン)の持つWBO女子バンタム級王座に挑戦する高野人母美(28=協栄)が10日、元世界チャンピオンで現在は協栄ジムの代表を務める坂田健史氏を相手に2分10ラウンドのスパーリングで汗を流した。
協栄ジム坂田代表
スパーリングを終えた坂田代表は「パンチは右も左もある。今日はキレがなかったが、だいぶ動けるようになってきている。実践のスタミナがついてきた。試合に向けて実践形式の練習で、試合慣れすること」と高野の世界初挑戦をバックアップする。
距離感がつかめるか?
試合までに900ラウンドのスパーリングを予定しているという高野は「(相手が)入ってきたところでアゴを打つようにしたいが、まだ自分の距離がつかめていない」と課題を口にした。スタミナに関しては「10ラウンド動けるようにはなってきたが、早いラウンドでは抑えている」と話す一方で、インターバルでコーナーに戻ったときに200まであがった心拍数を150まで戻すことを念頭にハートレートなる器具を使うなどして調整を行っている。
試合は11月11日
今後はチャンピオンと体格が似ている男子選手を相手にスパーリングを消化していくとのことだが、坂田代表とのスパーに話が及ぶと「いつかはダウンを奪いたい」と笑顔を見せた。