大毅の再起戦が正式決定

　元WBA世界フライ級、IBF世界Sフライ級王者の亀田大毅(26)の再起戦が9月6日(日本時間7日)、米国テキサス州コーパスクリスティで、24戦19勝(14KO)5敗のビクトル・ルイス(24=メキシコ)と行われることが正式に決まった。試合はバンタム級10回戦で行われ、メインでは元WBO世界バンタム級王者で弟の和毅(24)が、WBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(29=英)に再挑戦する。

　正式決定をファックスで伝えた大毅は、2年近くのブランクと米国デビューへの思いも綴った。
　「久々の試合が決まって大変嬉しく思います。この試合を組んで頂いた方たちに感謝しています。前回の試合から2年近く試合間隔が空いていますが、この間に色んなことを考えました。そして『もう一度、自分が納得できるボクシングの試合がしたい』という強い思いで今は練習しています。今回は自分にとってのアメリカでのデビュー戦です。そして、新たなスタートの第一歩でもあります。アメリカでの試合が決まっている他の兄弟に負けないように亀田大毅をアピールしてきます。日本の皆様、応援よろしくお願いします」(原文まま)。

　試合が決まった大毅は、ラスベガスにしかなく、メイウェザーなど、ヘイモン氏と契約している数多くのボクサー達が愛用しているクライオサウナというサウナカプセルを使って体調管理をしている。これは、マイナス150℃の超低温サウナカプセルに1分30秒から3分ほど入るだけで、1時間アイシングする以上の効果が得られる。体力回復はもちろん、代謝を高め、体質改善を促し、美肌効果もあるとのこと。再起戦を前に大毅陣営より「大毅は試合前の最後の調整にこのマシンを取り入れてカラダのケアを行っており、減量が始まり、疲労も溜まってくるこの時期でもコンディション調整は順調」とのレポートが入った。