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3階級制覇の実績を持つWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(28=ニカラグア/帝拳)の3度目の防衛戦が10月17日、元世界2階級制覇王者ブライアン・ビロリア(34=比/米)を相手に米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われることが決定した。
ローマン・ゴンサレス
ゴンサレスは昨年9月、八重樫東(大橋)を9回TKOで下して現王座を獲得。11月にロッキー・フエンテス(比)、今年5月にエドガル・ソーサ(メキシコ)を退けており、これが3度目の防衛戦となる。43戦全勝(37KO)。13年以降は9連続KO勝ちと手がつけられない強さを見せつけている。対するビロリアは2000年のシドニー五輪出場後にプロデビューし、05年にライトフライ級、11年にフライ級の世界王座を獲得している。2年前にファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)に敗れてWBA、WBO王座を失ったが、その後は4連勝(3KO)と調子を取り戻している。通算戦績は42戦36勝(22KO)4敗2分2無効試合。破壊力のある左フックを主武器とする右のボクサーファイター型で、「ハワイアン・パンチ」のニックネームで知られる。ゴンサレス対ビロリアはゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)対デビッド・レミュー(カナダ)の世界ミドル級王座統一戦のセミとして予定されており、HBOテレビが課金システムのペイ・パー・ビュー(PPV)で放送することになっている。