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WBO世界バンタム級王座決定戦が7日、同級1位の赤穂亮(横浜光)とベルトを競った同級2位のプンルアン・.ソー・ルンビサイの地元、タイ王国ラチャブリー市にあるラチャブリー体育館で開催された。
試合前
強引なクリンチから体を返された赤穂が足を滑らせた瞬間だった。プンルアンの右ストレートを受けたところにパンチをまとめられてダウン。立ち上がれなかった。試合が始まると、左ボディを丁寧に狙う赤穂に対してプンルアンは、強引なクリンチからの離れ際にパンチをまとめることに執着した。2回開始早々、プンルアンの右に腰が落ちた赤穂はクリンチで回避。赤穂が前に出たタイミングをプンルアンが逃さなかった。初回にはプンルアンに上手投げされてリングに転がされていた赤穂。敵地でのラフなボクシングに対応する前に試合が終わった。2ラウンド1分8秒KOでプンルアンの勝利。
採点表
「記憶がない」と話し始めた赤穂。「今までに(相手の)パンチが効いたことがないので、わからないが、記憶がなくなったのも初めて。まさか2回で倒されて終わるとは思わなかった。首相撲が強かった」と眈々と試合を振り返った。
「完敗です」
「チームに守られて、リングに上がるまでアウェイ感もなかった。負けたんだから自分が弱かっただけ。アウェイとか関係ないです」とキッパリ。進退に関しては「勝てると思っていたので、なにも考えていない」と明言を避けた。
試合後
「ラフだったかもしれないけど、あれもボクシング。赤穂はラフプレーをアピールしたが、逆につけ込まれた」とプンルアンの試合巧者ぶりを称えた石井一太郎会長。「試合までの取り組みもしっかりできた。アウェイの洗礼というほどのこともなかった」と潔く完敗を受け入れた。
「くやしい」(赤穂)
「赤穂はタフなボクサーだった。ボディはトレーニングして鍛えておいたよ」と笑顔で語った。