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前日本Sフェザー級王者・金子大樹(26=横浜光)と元OPBF東洋太平洋同級王者・仲村正男(27=渥美)が決定!9日、発表会見がボクシングファンが集う店として知られる東京・水道橋ダイニングバー「GLOVE」で開かれ、金子と仲村が姿を見せた。試合は8月21日(金)、後楽園ホール開催の「第97回ダイナマイトパンチ」のメインで行われる。
発表会見の模様
今年1月にジョムトーン・チュワッタナ(タイ)の持つOPBF王座に挑戦し、判定で敗れた金子は今回が7ヶ月ぶりの再起戦。この期間に自分を見つめなおし、「今までの勢いだけのスタイルからテクニックや老獪さを加味したプラスアルファのボクシング」を目指しレベルアップを図ってきたと話した。19勝19KOのハードパンチャーを迎えるにあたり、「燃えているし鬱憤も溜まっている。6ラウンド以内に倒したい」と意気込み、この一戦を「どちらが世界戦線に復帰するかを証明する試合」と位置づけた。
最終のゴングは鳴らないと渥美ジム大東旭代表
一方、昨年は強豪の伊藤雅雪(伴流)、レイ・ラバオ(比)に連敗を喫した仲村。金子同様に捲土重来を期す想いは強く、「1年前の自分に今の自分が勝てるのか」を課題に全てのトレーニングを見直してきたと明かし、「本当に強い選手を相手に自分の場所、実力を再確認したい。試合までにしっかり準備をする」と静かな闘志を燃やした。
金子も判定にはならないと
最後に試合の抱負をもとめられた二人は、「ベストコンディションで強さの潜在能力を出しきって戦いましょう」とする仲村に対し、金子は「互いに試合まで怪我や病気をせず100%の力を出し、言い訳のできない試合をしよう」と応えた。
生き残りをかけた対決!
再び輝きを取り戻し、二人の世界王者を筆頭に強豪ひしめく日本Sフェザー級戦線にその存在をアピールするのはどちらか――。8月21日は金子、仲村にとって分水嶺の試合となることは言うまでもない。
高橋と進退を懸ける久保
また、セミでは負けたら引退を公言する久保賢司(26=角海老宝石)が昨年度のバンタム級全日本新人王、日本同級15位の高橋竜平(横浜光)に挑戦する。負けられない重要な一戦に臨む久保が「このまま引退をするつもりはない。はっきりとした形で勝ちたい」と意気込むと、高橋は「最高のパフォーマンスを発揮し、その気持ちに応えたい」と返し、互いに健闘を誓った。