コット 70キロを割り込む

　WBC世界ミドル級王者ミゲール・コット(34=プエルトリコ)の初防衛戦が6日(日本時間7日)、元WBA&IBF王者ダニエル・ギール(34=豪)を相手に米国ニューヨークのバークレイズ・センターで行われる。試合を翌日に控えた5日、両選手が公開計量に臨んだ。

　ミドル級の体重上限は160ポンド(約72.5キロ)だが、下の階級から上がってきた小柄なコット陣営の要求で今回は157ポンド(約71.2キロ)の契約となった。ナチュラルなミドル級のギールにとっては厳しい条件だったが、計量は157ポンドちょうどでクリアした。 逆にコットはスーパーウェルター級(154ポンド≒69.8キロ)をも割り込む153.6キロ(約69.6キロ)と超軽量だった。フレディ・ローチ・トレーナーは「ミゲールは一生懸命にトレーニングに励んだので、それが絶好のダイエットになったのだろう」と話している。戦績はコットが43戦39勝(32KO)4敗、ギールは34戦31勝(16KO)3敗。オッズはコット有利のまま4対1から5対1、さらに試合前日になって11対2に広がった。