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神戸市中央体育館で開催された真正ジムのイベントで1年ぶりにリングに戻った長谷川穂積(34=真正)が、WBC世界スーパーバンタム級9位のオラシオ・ガルシア(メキシコ)を迎えてフェザー級10回戦を戦った。
1年ぶりの復帰戦を勝利
1年ぶりの復帰戦に臨んだ長谷川穂積(34=真正)は序盤から足を使い、29戦全勝を誇るWBC世界スーパーバンタム級9位のオラシオ・ガルシアを翻弄していく。サウスポーの長谷川は角度を変えて右ジャブを突き刺すと足を使いガルシアに的を絞らせず、対してガルシアは強烈な右ストレートを狙うが、長谷川のボディワークについていけす。後半、足を止めて打ち合う場面もあったが終始試合をコントロールした長谷川が大差判定勝ちで1年ぶりの復帰戦を飾った。
八重樫東も勇気をもらう
復帰戦を完璧な形で判定勝ちした長谷川は「相手はパンチもありまし、メッチャ怖かったです。ケガをしたことで最後は練習もできなかったですし、不安の中リングに上がりましたが、まあ、プラン通りに戦えたと思います。ケガをした自分でどうやって戦うか考えていましたし、やれることはやれたと思います。今後のことは家族の意見を聞いて決めます。今回は僕のわがままで試合をやらしてもらいましたし」と笑顔で解決を締めた。
山下正人会長と
山下会長は「正直ホッとした。今の現状でホンマに最高の出来やったんちゅうかな。最後の練習はケガで出来なかったし、でも、そんな中であれだけのボクシングするんやからな。先のことはちょっと時間をもらって改めて会見します」と愛弟子の復活に満足の表情で会見を終えた。
トミーズ雅さんと
長谷川のセコンドについた雅さんは「騙されたな。お見事の一言につきる。試合前のミット打ちからちょっと違うものを感じてた。ケガの功名か、バランスもよくて、パンチが流れることがなかったからな。いやーホンマにボクシングはおもろいな」と笑顔。
長谷川泰子夫人
リングサイドで観戦した長谷川夫人は「今日はメッチャかっこ良かったです。ハラハラはしましたけど、強いです。本当に感動しました」と1年ぶりの復帰戦勝利を喜んだ。
対戦相手のガルシアは「長谷川のスピードに追いつくことが出来なかった。彼にはキャリアがあり、僕には若さがあったが、キャリアにやられたと思う。判定にはなにも不服はない。また、頑張るだけ」とうつむき加減で会場を後にした。
対戦相手のガルシアは「長谷川のスピードに追いつくことが出来なかった。彼にはキャリアがあり、僕には若さがあったが、キャリアにやられたと思う。判定にはなにも不服はない。また、頑張るだけ」とうつむき加減で会場を後にした。