山中「調子良すぎる」

　4月16日に大阪府立体育会館で開催されるWBC世界バンタム級タイトルマッチの予備検診が13日、大阪帝拳ジムで行われた。V8を目指す王者の山中慎介(32=帝拳)とチャレンジャーの同級7位ディエゴ・サンティリャン(27=亜)が揃って体調の良さをアピールした。

　予備検診を終えた山中は「今回は調子が良すぎるくらいです。当日まで調子に乗らないように維持して試合を迎えたいと思います」と体調の良さをアピールした。初対面となるサンティリャンに対しては「特に印象はないですね。ビデオでもたくさん見てきましたし、(検診結果の)数字とかも気にならないですね」と余裕のコメントを残し会場を後にした。

　挑戦者のサンティリャンは「今は本当に落ち着いている。完璧な仕上がりだと思う。山中は10cm背が僕より高いが、むしろそのくらいは歓迎する。今までも、もっと身長のある相手とも戦っているから、戦い方はよくわかっているよ」と山中の印象を語った。「検診結果も見てわかるようにアスリートとしては私の方が上だ。16日はアルゼンチンにベルトが渡る日。楽しみにしてほしい」と会見を締めた。

◽️予備検診結果
王者:山中慎介(帝拳)
身長:171cm
頸周:36cm
リーチ:175cm
血圧:134/93mm/Hg
脈拍:69/min
体温:35.9℃

挑戦者:ディエゴ・サンティリャン(亜)
身長:161cm
頸周:35cm
リーチ:175.5cm
血圧:126/80mm/Hg
脈拍:72/min
体温:36.6℃