暫定王座決定戦で決着

　WBA世界ライト級王者リチャード・アブリル(32=キューバ/米)が試合9日前になって病気を理由に18日の防衛戦をキャンセルした問題は、挑戦予定だったデリー・マシューズ(31=英)とイスマエル・バロッソ(32=ベネズエラ)で暫定王座決定戦を行うことで事態が収拾されることになった。マシューズ対バロッソは18日、英国リバプールで行われる。

　今回の件に関してWBAはアブリルの立場を休養王者に変更し、空いたレギュラー王座に暫定王者のダルレイ・ペレス(コロンビア)を昇格させた。こうして空位になった暫定王座をマシューズとバロッソが争うことになった。マシューズは48戦37勝(20KO)9敗2分、15位にランクされるサウスポーのバロッソは19戦17勝(16KO)2分。なお、アブリルは戦線復帰の際、ペレスと対戦する義務を負う。