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ライトヘビー級のWBA、IBF、WBO3団体王者セルゲイ・コバレフ(31=露/米)対元WBC王者ジャン・パスカル(32=ハイチ/カナダ)のタイトルマッチは14日(日本時間15日)、カナダのモントリオールで行われる。試合を3日後に控えた11日、両者が会見に臨んだ。
セルゲイ・コバレフ
昨年11月にバーナード・ホプキンス(米)を大差の判定で下して3団体統一を果たしたコバレフは、通算5度目の防衛戦となる。試合では獰猛なスタイルのコバレフだが、リングを降りれば紳士として知られている。挑戦者と同席した会見でも「パスカルは手強い相手。苦しい戦いは覚悟している。ボクシングは何が起こるか分からないので、試合前に(勝つと)予告はできない。この試合は私にとって次に進むためのステップとなる」と控えめに話した。一方、4年ぶりの返り咲きを狙うパスカルは能弁な自信家として知られる。この日も「コバレフは話をすることが苦手なのでトレーナー(元世界ミドル級王者のジョン・デビッド・ジャクソン)にばかりコメントさせるが、彼はリングに入って私と戦うことはできないんだ。私は大将で、従事者ではない。私は羊ではなく狼なんだ」と自らを鼓舞するように話した。戦績はコバレフが27戦26勝(23KO)1分、パスカルは33戦29勝(17KO)2敗1分1無効試合。コバレフにジャクソン(米)、パスカルには元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズ(米)がアシスタント・トレーナーとしてついており、コーナーマンのアドバイスにも注目したい。