「人生を賭けた試合」

　5月2日(日本時間3日)、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナでフロイド・メイウェザー(38=米)とのドリームマッチに臨む6階級制覇王者マニー・パッキャオ(36=比)が、米国ロサンゼルスのワイルドカードジムでトレーニングに励んでいる。

　28日に米国入りしたパッキャオは、ロサンゼルス空港では混乱を避けるためファンや報道陣のいない裏口通用門から出て市内に向かった。そのことに関し「多くのジャーナリストが待っていることを知らなかった。申し訳ないことをした」と詫びた。日曜を挟んで2日朝には2マイル(約3.2キロ)を走り込み、2ラウンドのシャドーボクシングをしてから朝食を採り、午後からジムワークに励んだ。ワイルドカードジムはメディアもファンもシャットアウトされている。パッキャオは「ボクシングファンが喜ぶためにハードなトレーニングをして試合に備えるつもりだ。これは人生を賭けた戦い」と話している。なお、メイウェザーはラスベガスのプライベートジムでトレーニングに励んでいると伝えられる。