ドネアが試合地入り

　28日に再起戦を予定している前WBA世界フェザー級スーパー王者ノニト・ドネア(32=比/米)が1日朝、試合地のフィリピン、マニラに到着した。試合は28日、マニラ近郊パサイシティでウィリアム・プラド(31=ブラジル)を相手に行われる。

　ドネアはフィリピン出身だが、少年時代に家族で米国西海岸に移住。ボクサーとしても米国を拠点に活動している。生まれ故郷のフィリピンでも過去に3度戦っており、これが09年以来6年ぶり4度目の凱旋試合となる。昨年10月、ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)に6回TKO負けを喫しているドネアは、大事な再起戦に備え父親とともに米国カリフォルニア州オークランドのジムでトレーニングを重ねてきた。試合地入りしたドネアは「この地で最後の調整をして試合に臨むことを考え、興奮している」とメディアに話した。ドネアは36戦33勝(21KO)3敗、プラドは27戦22勝(15KO)4敗1分。なお、28日はダブルメインとしてドニー・ニエテス(比)対ヒルベルト・パーラ(メキシコ)のWBO世界ライトフライ級タイトルマッチも行われる。