「今度こそ勝つ」とスミス

　21日(日本時間22日)にドイツのベルリンでアルツール・アブラハム(34=アルメニア/独)の持つWBO世界スーパーミドル級王座に挑むポール・スミス(32=英)が、「今度は絶対に勝つ」と自信を口にしている。

　アブラハムとスミスは昨年9月にドイツのキールで拳を交え、アブラハムが3対0の判定勝ちを収めている。117対111(二者)、119対109とポイントでは明確な差がついたが、スミス陣営は「それほどの差はなかった」とWBOに再戦勧告を出すよう要請した経緯がある。WBOは再戦指令こそ出さなかったものの、両陣営の交渉でダイレクト・リマッチが決まった。それだけにスミスは雪辱と戴冠に絶対の自信を持っているようだ。「今度は最終回のゴングを聞くつもりはない。前回の試合で多くのことを学んだので、それを生かして戦う。今度は絶対に勝つ。その準備はできている」とメディアに話している。戦績はアブラハムが45戦41勝(28KO)4敗、スミスは39戦35勝(20KO)4敗。オッズは7対2でアブラハム有利と出ている。