大晦日の日本人対決

　WBOとIBFの世界ミニマム級王座決定戦の予備検診が25日、都内のJBC事務局で行われた。30日と31日には世界戦が8試合予定されているが、高山勝成(仲里)と大平剛(花形)の対決が唯一の日本人対決。

　試合の発表会見以来の顔合わせとなったこの日、先に記者団の質問に答えた高山は「前回よりもシャープになっている。体調もいいのでしょう」と大平の印象を語ると「コンディションも問題ない。大晦日の試合が楽しみ」と静かに現在の心境を明かすと「いつもと変わらない戦いになる」と主要4団体目となるWBOのベルトと一度手放したIBFのベルト奪還に向けて、気持ちを高めた。また、今年8月の試合が年間最高試合に選ばれたことに関して「全階級の中から選んでもらえて光栄。うれしいです」とミニマム級の世界戦線を牽引してきたボクサーならではの喜びが口をついた。

　「練習の密度を上げて、底上げをしてきた」と時折笑顔を見せながら会見に応じた大平は「まだリラックスしている」と自身が度々口にしてきた「体重もリミットまで1キロとのことで、調整が順調に進んでいる。この日会った高山に関して「印象は変わらず、オーラがあった」と語ると「大チャンスをものにできるように頑張る」と日本人対決に集中した。

■Tale of the tapes
高山勝成
身長:157.5cm
頸周:33.6cm
胸囲:86.0cm
視力:左0.7/右:0.7
リーチ:158.8cm
ナックル:左24.5cm/右23.0cm
血圧:126/56 mm/Hg
脈拍:49/min
体温:36.4℃

大平剛
身長:160.2cm
頸周:34.7cm
胸囲:81.5cm
視力:左1.5/右:1.5
リーチ:164.0cm
ナックル:左26.2cm/右26.4cm
血圧:122/44 mm/Hg
脈拍:53/min
体温:36.8℃