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東洋太平洋スーパーウェルター級王座決定戦。日本王座5階級を制覇した湯場忠志(都城レオ)とデニロ・ローレンテ(比)が18日、Dangan118のメインイベントで対決した。
※ボクモバ初企画。19日に試合のダイジェスト動画を配信します。
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ローレンテが戴冠
試合後、ベルトを腰に巻いて上機嫌のローレンテは「湯場のパンチはとてもハードだったが、今日のために厳しい練習をしてきたお陰で勝つことが出来た。モチベーションも高かった。20年のキャリアも勝因のひとつ」と喜んだ。また、今後について聞かれ「もちろん世界を狙う」と意気揚々。37歳にして、まだまだ夢は続きそうだ。
控室は名残惜しく
「耐えようと思ったが、足がダメだった」最初のダウンについて語りだした湯場は「効いたパンチがあってダメージが残ってたのかもしれないですね」と最後のダウンを振り返り「息子が始めたので託そうかなと思います」と静かに語った。練習も身体をかばいながら行ってきたという湯場。「スパーも20ラウンドぐらい。それ以上やるとケガに繋がってしまう。やりきったという感じがあるし、ここまで長くできたので良かったです。今回で58戦目、60戦はやりたかったですね」との湯場の言葉に、控室は哀愁に包まれたが、湯場は「まだわからないですよ!やったとしても引退試合ですよ、東京で1回、宮崎で1回で60試合。皆さん来てくだい」と会見場を和ませた。現在、日本最多試合数、勝利数、KO勝利数を誇る湯場の挑戦は、まだ終わらない。
細川貴之(六島)
今回、IBFアジアスーパーウェルター級王者で、今年三月に同級日本王座を湯場から勝ち取った細川貴之(六島)もこの試合をリング下で観戦した。「湯場さんのいいところが出てなかったです。足を使ういつものボクシングが出来ていれば勝ってたと思いますよ」とコメントを寄せた。