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今年で4度目、今や大晦日の顔となったWBA世界スーパーフェザー級王者、内山高志(ワタナベ)が、31日の東京・大田区総合体育館開催のWBA世界同級8位イスラエル・ペレス(アルゼンチン)戦に向け、好調をキープし練習に取り組んでいる。
佐々木トレーナーとのミット打ち
12日、都内の所属ジムに訪れた際には、同門の藪晋伍、大川泰弘と、2〜3階級上の選手を相手に計9ラウンドのスパーリングを行い、体格差を微塵も感じさせないパワフルなファイトでねじ伏せ、藪にはストレートで鼻血を、大川には「化け物」と言わしめた。外部選手とのスパーも、今やほとんどが階級上。渡辺均会長によれば、ミドル級の日本&東洋太平洋チャンピオン柴田明雄(ワタナベ)さえも圧倒するという。
右拳に不安はない
今年11月で35歳となった内山だが、心技体ともまだまだ進化中だ。試合のたびに悩まされる右拳の怪我も完治し、佐々木トレーナーとのミット打ちでは、相変わらず一人飛びぬけた怪音を響かせていた。
今や全てのパンチがKOブロー
挑戦者のペレスは35歳で世界初挑戦と遅咲きだが、元シドニーオリンピック代表でプロキャリアは13年、30戦27勝(16KO)2敗1分の戦績を誇る。2003年以降に黒星はなく、2敗も判定によるものだ。スタイルは常に正面をしっかりとガードし、左の使い方に長けた右ボクサーファイター。振り抜く右に注意は必要だが、「1年ぶりの試合で勝つことが大事」と内山に死角はない。