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9月の再起戦を判定勝利で飾った世界2階級制覇王者、井岡一翔(25)が14日、大阪市内の井岡ジムで年末に予定されている世界戦に向けて練習を再開した。
「再起に向けて自分を見つめ直した」という井岡は恒例の年末世界戦に向けて何を語るのか。
「再起に向けて自分を見つめ直した」という井岡は恒例の年末世界戦に向けて何を語るのか。
1日も早く返り咲く
予定の午後5時半にジムに姿をみせた井岡は「前哨戦は勝てたことが一番。練習してきたことが出来た部分と出来なかった部分がある。それを今からまた修正していこうと思う」と9月の再起戦を振り返り「ようやく通常通り練習できるようになった。12月の試合はまだ何も決まっていないけど、世界戦ができるようにジムは考えてくれているし、それに答えたい。1日でも早く王者に返り咲きたい気持ち。まずは自分に負けず、自分を追い込んでいきたい。その先に世界があると思う」と世界再挑戦の意気込みを語った。
井岡一法会長
練習を見守った井岡一法会長は「前回の試合は練習してきたことの60%はクリアできていた。フライ級の体に慣れてきたし、パンチのパワーは完全にフライ級。今はWBOとWBAの両方で交渉している段階。今月末までには大晦日のカードを決めたいな」と意欲をみせた。
1ヶ月ぶりのスパー
会見後、井岡はいつものルーティン通り時間をかけ入念なウォーミングアップをすると、再起戦以降初めてのスパーリングを4Rこなし、自分の状態を確認した。1ヶ月ぶりの実戦練習だったが、キレを感じさせる動きをみせた井岡。
井岡一翔のボクシング人生第二章は、すでに始まっている。
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