海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
26日(日本時間27日)、メキシコのイダルゴ州エパソユーカンではWBCインターナショナル・シルバー・バンタム級王座決定戦、元IBF世界スーパーフライ級王者ロドリゴ・ゲレロ(26=メキシコ)対重江誉寛(22=真正)の12回戦が行われた。初の海外遠征となった重江だが、8回終了TKO負けという結果に終わった。
4度の世界戦を含めて7度の12回戦を経験しているゲレロは、昨年9月に日本で亀田大毅と戦った(判定負け)ほかカナダや米国のリングに上がったこともある。対する重江は12戦11勝(9KO)1分の好戦績を残しているが、8回戦までしか経験していない。もちろん国外での試合は初めてだ。そうした経験値とテクニックの差が出た試合といえる。サウスポーのゲレロは序盤からポイントを重ね、重江に主導権を渡さない。5回にはバッティングでゲレロの目尻が切れたが、代わりに重江には減点が科された。以降も重江にとっては厳しい展開が続き、9回の開始を前にTKOという結果に終わった。亀田戦後、2連続KO勝ちでバンタム級での世界挑戦に前進したゲレロは27戦21勝(14KO)5敗1分、重江は13戦目で初黒星となった。