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王者が76.0キロ、挑戦者は75.4キロ――31日(日本時間6月1日)に英国ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われる因縁の再戦、カール・フロッチ(36=英)対ジョージ・グローブス(26=英)のWBA、IBF世界スーパーミドル級タイトルマッチの計量が30日、ウェンブリー・アリーナで行われた。
計量は一般にも公開されたため、アリーナはまるで試合のような興奮状態に包まれた。これが4度目の防衛戦となるフロッチは167.6ポンド(約76.0キロ)、グローブスはさらに軽い166.2ポンド(約75.4キロ)だった。計量を終えた両者は大勢のファンを前に顔を突き合わせて睨み合った。フロッチがなにごとか呟いて挑発したが、グローブスはほとんど表情を変えずに聞き流していた。昨年11月の初戦では初回に痛烈なダウンを喫しながら9回TKO勝ちを収めているフロッチは34戦32勝(23KO)2敗。初戦ではレフェリー・ストップされる時点までポイントでリードしていたグローブスは20戦19勝(15KO)1敗。オッズは依然として11対8でフロッチ有利と出ている。チケットは6万枚が発売と同時に売り切れたため2万枚が追加販売されており、当日は8万人の大観衆が会場に詰めかけるものとみられている。
アンダーカードではWBA世界バンタム級王座決定戦が予定されており、4位のジェイミー・マクドネル(英)が117.7ポンド(約53.4キロ)、3位のタブティムデーン・ナ・ラチャワット(タイ)が117.2ポンド(約53.1キロ)で、ともにリミットを割り込んだ。オッズは5対1でマクドネル有利と出ている。さらにジェームス・デゲール(英)対ブランドン・ゴンサレス(米)のIBF世界スーパーミドル級挑戦者決定戦は、ふたりとも167.5ポンド(約75.9キロ)だった。オッズは7対2で08年北京五輪ミドル級金メダリストのデゲールがリードしている。また、前座に出場するIBF世界ライト級5位ケビン・ミッチェル(英)、12年ロンドン五輪スーパーヘビー級金メダリストのアンソニー・ジョシュア(英)らも計量を済ませた。